岩田氏、任天堂株下落の理由に困惑、Wii Uの公開がもっと良かったかもしれないと認める

任天堂は、今週のE3でWii Uが発表された後、なぜ同社の株価が下落したのか少し混乱しているようだ。岩田聡社長によると、株式市場の反応はショールームのフロアで感じられる反応とは全く対照的だという。

ロイター通信の報道岩田氏は、Wii Uへの反応を2006年に初めて発表されたWiiの評判と比較し、前作同様、人々は自分自身で実際に触ってみるまではこのデバイスを理解できないと語った。

岩田氏はインタビューで「正直に言うと、(火曜日の)プレゼンテーションに対する反応や会った人たちから聞いたこと、大会の雰囲気は株式市場で起きたこととまったく一致しなかった」と語った。 「とても奇妙だ。

「結局のところ、これは単なるタブレット付きのゲーム機であると誤解されがちです。プレゼンテーションに来て試した人は、これが多くの新しい可能性を開くものであることをよく理解していました。試したことのない人は、このコントローラーが状況を変えるとは信じがたいでしょう。」

しかし、岩田氏は認めた。ロンドン・イブニング・スタンダード任天堂がプレゼンテーション中に実機をほんの少しでも見せていたら、株式市場の反応はもう少し違っていたかもしれない、と。

「私たちはコントローラーに重点を置きすぎたため、いくつかの誤解があったようです」と岩田氏はイブニング・スタンダードに語った。 「それがどのように機能するかを説明するためにもっと努力すべきだった1

「私たちはいかなる失敗も犯していませんが、新しいゲーム機の写真を 1 枚見せてから、コントローラーについて話し始めるべきでした。ゲーム機は大きく変わりませんが、Wii U はコントローラーについてのものです。ゲーム機自体は、ほとんど見えなくなります。

「私たちの発表について書いている人には2つのグループがあります。イブニング・スタンダードのように、Wii Uを体験できた人たちと、そうでない人たちで、単に通信記事や写真からそれについて書いているだけです。彼らは見ることができません。これがいかにゲームチェンジャーとなり得るか、Wii Uが提供するものは大きく異なりますが、私たちはビデオゲームとエンターテインメントのフォーマット全体を変える強い可能性を持っていると信じています。」

岩田氏は続けてイブニング・スタンダードに対し、現時点では「Wiiと他社のゲーム機の間には壁」があるようで、Wiiはコアゲーマー向けと見なされているのに対し、Wiiはカジュアル向けと見なされていると語った。

「私たちはその障壁が必要かどうか疑問に思っています」と岩田氏は付け加えた。

任天堂の株価5.7%下落したそれに続いて火曜日のE3プレスカンファレンス、翌日にはさ​​らに4.7パーセント。現在、ナスダック市場では任天堂の普通株は0.5%上昇しているが、預託株は0.10ドルから0.39%下落している。