スクウェア・エニックスの財務:「競争の激しい」コンソール市場を理由に137億円の損失
スクウェア・エニックスは3月31日終了会計年度の財務報告書を発表し、同社が「競争の激しい」コンソール市場と呼ぶ中で137億円の損失を計上したことを明らかにした。同社は今後、この傾向を逆転させるために、PC、モバイル、タブレットの分野にさらに重点を置くことになる。
NeoGAF ポスター ミラデスン同社の財務報告書を入手したところ、純売上高は2012年の127億円から15.7%増加し、最大147億円となったことが報告されている。
しかし、全社的な改革費用により最終損益は137億円の赤字となり、改めて注目が集まった。
報告書では、「ゲーム業界を取り巻く最近の環境変化に対応し、当社グループは開発方針の変更、組織改革や一部ビジネスモデルの再設計など、様々な戦略的取り組みを実施してまいりました。
このような取り組みの結果、当社グループは経常損失に加えて特別損失を計上し、2013年3月期の当期純損失は137億1千4百万円となりました。」
構造改革の確認は次の通りSquareのヨーロッパおよび英国オフィスでの人員削減の確認、LAオフィス、そして注目を集めた和田洋一社長退任。
その他、あらゆるゲームをカバーする同社のデジタルエンターテインメント部門の営業利益は99.7%減の4,400万円となっており、昨年はかろうじて損益分岐点だったことを示唆している。これに対し、2012年度の営業利益は8,900万円に達しました。
報告書では主な要因として「北米と欧州における家庭用ゲーム機向け大型タイトルの不振」を挙げている。
しかし、レポートでは、日本におけるMMO『ドラゴンクエストX』と『拡散性ミリオンアーサー』の「堅調な業績」に支えられ、ブラウザおよびスマートフォン市場が同社にとって継続的に利益をもたらしていることが証明されていると述べている。
同社は今後、ブラウザ、タブレット、モバイルに大きな関心を寄せるようだ。
さらに「当社グループを取り巻く事業環境は、スマートフォンやタブレットPCなどのスマートデバイスが急速に普及する一方、北米や欧州の家庭用ゲーム市場では競争と寡占化が進むなど、大きな変化の真っただ中にあります。
「このような環境変化を踏まえ、当社グループは新たな収益基盤の確立に向けて事業構造改革を推進し、収益の大幅な向上に全力で取り組んでまいります。」
これは家庭用ゲーム機でのSquareゲームの数が減っていることを示しているのだろうか?今後さらに詳しいことが分かるでしょう。