Activision being sued by another shareholder over stock buyback deal

アクティビジョン、自社株買い取引をめぐり別の株主から訴訟を起こされる

Activision Blizzardは、同社とCEOのボビー・コティック氏とブライアン・ケリー氏が率いる投資グループによる自社株買いの差し止めを求めて株主から訴訟を起こされている。

ダグラス・M・ヘイズによって提出された(経由ポリゴン)、訴訟では、同社の取締役会とゼネラルパートナーが過半数株主の承認を得るために株式に関する事項を提出しなかったと主張している。

ヘイズ氏は、取締役会とビベンディがASACによる23億4,000万ドルでの1億7,200万株の買収を承認したことで「義務に違反した」と主張した。同氏の訴訟では、コティック氏とケリー氏が「会社から企業機会を侵害」し、「個人売買を通じて不当に富を得た」と主張している。

訴訟では、個人売買の取り消しと、コティック氏、ケリー氏、ゼネラルパートナーに対し、それぞれが「不当に利得したとされる」金額を明らかにするよう、取引の差止命令を求めている。

コティックとケリーが直面するのはこれが初めてではない7月26日アクティビジョンは、事実上関係を断つため、ビベンディから自社株約4億2,900万株を買い戻し、58億3,000万ドルで「一定の税金」を支払うことで取り決めたと発表した。

8月に戻って、株主のトッド・ミラー氏は、コティック氏とケリー氏が率いる投資グループによる同社株の買い戻しを阻止するよう、同社とビベンディに対して法的訴状を提出した。

ミラー氏は訴訟の中で取締役会も「受託者義務違反、企業資産の浪費、不当利得」の罪で名指しした。

ミラー氏は、170億ドルの負債を抱えているビベンディが現金に飢えていたため、アクティビジョン・ブリザードの取締役会(そのうち6人がビベンディの取締役も務めている)にとって利益相反が生じたと述べた。

訴状にはまた、同社が取引発表の前日に株価終値から10%割引で1億7,200万株をコティックとケリーの投資グループに売却した場合、この取引により株主が空売りされるとも述べられている。

契約は9月までに完了する予定だったが、訴訟の影響で延期されているようだ。